Additional settings ([Setup] メニュー)

各タブ

"Control Sequence" タブ

Accept mouse event tracking
ホスト側のアプリケーションによって、VT window がマウストラッキングモードに変更された場合、Tera Term はマウス操作をホストへ報告するようになります。
マウストラッキングモードはxtermの拡張機能ですので、TERM環境変数が"xterm"以外だとホスト側のアプリケーションはこの機能を使わないかもしれません。
Disable mouse event tracking when Control is pressed
マウストラッキングモード時、Controlキーが押されている間はマウス操作を通知しないようにします。
Accept window title change request
リモートからのウィンドウタイトル変更要求を受け入れるかを設定します。
off
受け入れない
overwrite
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルのみを表示する
ahead
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルを標準のタイトルの前に追加する
last
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルを標準のタイトルの後ろに追加する
Window title report
dtterm のウィンドウタイトルおよびアイコンラベル報告要求に対して、どのように応答するかを変更できます。
ignore
報告要求に対して何も応答しないようにする
accept
現在のウィンドウタイトルを報告する。現在のウィンドウタイトルを報告するのはセキュリティ上危険ですので、本当に必要な時のみこの設定を行うようにしてください。
empty
ウィンドウタイトルは空だと報告する
Window control sequence
この設定が on になっていると、dttermのウィンドウ操作制御シーケンスの内、位置移動, 最小化, 最大化, 最前面移動, 最背面移動, リフレッシュ, ウィンドウサイズ変更(ピクセル単位, 文字単位) が有効になります。
Window report sequence
この設定が on になっていると、dttermのウィンドウ情報報告の制御シーケンスの内、ウィンドウ状態報告, ウィンドウ位置報告, ウィンドウサイズ報告(ピクセル単位, 文字単位), ルートウィンドウサイズ報告 が有効になります。
セキュリティ上の理由等でウィンドウの情報を報告したくない場合は無効にしてください。
Cursor control sequence
カーソル形状を制御するシーケンスを使用するかどうかを設定します。
この設定が on になっていると、DECSCUSR(カーソル形状変更), WYSTCURM(Wyse非点滅カーソル), WYULCURM(Wyse下線カーソル), AT&T 610のカーソル点滅制御シーケンスに応じて、カーソル形状が変更されます。

vimを使用している場合、この機能を on にして ~/.vimrc に以下のように追加すると入力モードに応じてカーソル形状が変わるようになります。

set t_SI=^[[3\ q
set t_EI=^[[1\ q
注: ^[ はControl-V Control-[で入力する
アプリケーション終了後に、カーソルを点滅状態に戻すには、以下のように設定をします。
ncurses 5.7 の terminfo では xterm のカーソルの非表示(civis)/通常表示(cnorm)/強調表示(cvvis)はそれぞれ以下のようになっています。
civis=\E[?25l
cnorm=\E[?12l\E[?25h
cvvis=\E[?12;25h
この設定だと、カーソルの通常表示時は非点滅に、強調表示時は点滅するようになります。 このため terminfo 対応のアプリケーションがカーソルを通常表示しようとした時に点滅しなくなります。
対応としては、カーソルの点滅制御を無視する為に CursorCtrlSequence を off に設定するか、カーソル表示状態変更時に点滅状態を変更しないように以下の手順をホスト側で実施してください。
% infocmp xterm > xterm.ti
生成されたxterm.tiを編集し、cnorm, cvvisの値を \E?25h に変更する
% tic -o ~/.terminfo xterm.ti
システム全体に反映させるためには root で以下を実行
# tic xterm.ti
Clipboard access from remote
ホストからのクリップボードへのアクセスを許可するか設定します。
off
クリップボードへのアクセスを許可しない
write only
クリップボードへの書き込みを許可する
read only
クリップボードへの読み込みを許可する
read/write
クリップボードへの読み書き両方を許可する
Notify clipboard access from remote
ホストからのクリップボードへのアクセスを通知するか設定します。
Accept clearing scroll buffer from remote
ホストからのスクロールバッファクリア要求を受け入れるかを設定します。有効にすると clear コマンドでスクロールバッファが消去されるようになります。
Disable print start sequence
印字開始シーケンスを無効化します。 (see also)
Bell
ベル(BEL, ASCII $07)の動作を選択します。
disable
サウンド
システムデフォルトビープ音が出力されます
ビジュアルベル
画面がフラッシュします
(see also)

"Copy and Paste" タブ

Enable continued line copy
継続している行を改行せずにコピーする機能を有効にします。
ダブルクリックでワードを選択する時、ダブルクリック後のドラッグでも有効です。
マウスの使い方を参照ください。
Disable mouse R button paste
右クリックでクリップボードの内容を貼り付ける機能を無効にします。
Confirm mouse R button paste
右クリックでクリップボードの内容を貼り付けるとき、 ポップアップメニューで確認する機能を有効にします。
Select only by L button
マウスドラッグによる選択を、左ボタンでのみ有効にする。
Trim trailing new line character when pasting
貼り付け時に末尾の改行を削除する。
Confirm change paste
クリップボードに改行コード(CR/LF)を含む場合、マウスの右クリックおよびAlt+Vで Tera Termウィンドウへ貼り付けようとするタイミングで、確認ダイアログを表示させることができます。 誤操作により、端末へ予期せぬコマンド投入を防ぐことができます。
String file
クリップボードに、この設定で指定したファイル内に存在するテキストが含まれる場合、マウスの右クリックおよびAlt+Vで Tera Termウィンドウへ貼り付けようとするタイミングで、確認ダイアログを表示させることができます。 誤操作により、端末へ予期せぬコマンド投入を防ぐことができます。
この設定は、ConfirmChangePasteの設定が有効な場合に作用します。
Delimiter characters
単語選択の区切り文字を設定します。
Paste delay per line
複数行のデータを貼り付けるとき、改行が現れるごとにデータの送信を遅延させることができます。遅延する時間をミリ秒で設定します。
Disabling text selection when the window is activated
非選択状態のウィンドウを、文字領域をマウスでクリックすることで 選択するとき、文字の選択を禁止します。
Copy to windows clipboard when text is selected
マウスで文字列を選択したとき、クリップボードへコピーします。

"Cygwin" タブ

Cygwin install path
Cygwin のインストール先を指定します。
CygTerm
CygTerm の設定をします。各項目の意味については、CygTerm+ 設定ファイル を参照してください。

注: version 4.88以前のバージョンでは設定後に自動でcygterm.cfgを更新していましたが、version 4.89以降では自動での更新を行わないようになりました。
cygterm.cfgを更新するためには Setup - Save Setup を行う必要があります。