接続時のビープ音

TCP/IP 接続が確立した時とその接続が切れた時にビープ音を鳴らすには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの BeepOnConnect 行を以下のように変更してください。

BeepOnConnect=on
省略時:
BeepOnConnect=off

IME (多バイト文字入力システム)に関する設定

IME のインライン入力をしないようにするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの IMEInline 行を以下のように変更してください。

IMEInline=off
省略時:
IMEInline=on

IME に関する何らかの不具合のため Tera Term が IME を制御しないようにするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの IME 行を以下のように変更してください。

IME=off
省略時:
IME=on

起動時にマクロを実行

Tera Term 起動時にマクロを自動的に実行することができます。マクロファイル名はコマンドラインオプション "/M=<マクロファイル名>" を使うか、設定ファイルの [Tera Term] セクションの StartupMacro 行を以下のように変更することによって指定できます。

StartupMacro=<マクロファイル名>
省略時:
StartupMacro=

ユーザインタフェースの言語ファイル

ユーザインタフェースのメッセージが含まれたファイルを指定すると、表示される言語を切り換えることができます。

UILanguageFile=lang\Japanese.lng
省略時:
UILanguageFile=

ブロードキャストコマンドの履歴の保存数

ブロードキャストコマンドの履歴の保存数を設定をしたい場合、MaxBroadcatHistory エントリを設定します。以下に例を示します。

MaxBroadcatHistory=200
省略時:
MaxBroadcatHistory=99

アプリケーションカーソルモード時のマウスホイールの動作

マウスのホイールを回転させた時は通常はスクロールバーが上下しますが、アプリケーションカーソルモード(viやless等を起動すると通常はこのモードになります)時にはスクロールバーは動かさず、かわりに上または下カーソルキーのシーケンスを送信します。

この機能を無効にしてアプリケーションカーソルモードでもマウスホイールの回転でスクロールバーを動かしたい場合は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの TranslateWheelToCursor 行を以下のように変更してください。

TranslateWheelToCursor=off

また、コントロールキーを押している間のみこの機能を無効にしたい場合は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisableWheelToCursorByCtrl 行を以下のように変更してください。

DisableWheelToCursorByCtrl=on
省略時:
TranslateWheelToCursor=on
DisableWheelToCursorByCtrl=on

起動時の "New Connection" ダイアログの表示

Tera Term はポートの種類が TCP/IP の場合、起動時に "New Connection" ダイアログを表示します。(Serialの場合には表示しません)
これを表示したくない場合は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの HostDialogOnStartup 行を以下のように変更してください。

HostDialogOnStartup=off
省略時:
HostDialogOnStartup=on

マウスの中ボタンによる貼り付けを有効にする

中ボタンをクリックしたときに貼り付けを有効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisablePasteMouseMButton 行を以下のように変更してください。

DisablePasteMouseMButton=off
省略時:
DisablePasteMouseMButton=on

メニューの New connection を無効にする

メニューの "New connection" を無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisableMenuNewConnection 行を以下のように変更してください。

DisableMenuNewConnection=on
省略時:
DisableMenuNewConnection=off

メニューの Duplicate session を無効にする

メニューの "Duplicate session" を無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisableMenuDuplicateSession 行を以下のように変更してください。

DisableMenuDuplicateSession=on
省略時:
DisableMenuDuplicateSession=off

メニューの Send break を無効にする

メニューの "Send break" を無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisableMenuSendBreak 行を以下のように変更してください。

DisableMenuSendBreak=on
省略時:
DisableMenuSendBreak=off

切断時に画面をクリアする

切断時に画面をクリアするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの ClearScreenOnCloseConnection 行を以下のように変更してください。

ClearScreenOnCloseConnection=on
省略時:
ClearScreenOnCloseConnection=off

New Connection のアクセラレータキーを無効にする

New Connection のアクセラレータキーを無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの AcceleratorNewConnection 行を以下のように変更してください。

AcceleratorNewConnection=off
省略時:
AcceleratorNewConnection=on

Duplicate session のアクセラレータキーを無効にする

Duplicate session のアクセラレータキーを無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの DisableAcceleratorDuplicateSession 行を以下のように変更してください。

DisableAcceleratorDuplicateSession=on
省略時:
DisableAcceleratorDuplicateSession=off

Cygwin connection のアクセラレータキーを無効にする

Cygwin connection のアクセラレータキーを無効にするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの AcceleratorCygwinConnection 行を以下のように変更してください。

AcceleratorCygwinConnection=off
省略時:
AcceleratorCygwinConnection=on

クリッカブル URL で起動するブラウザ

URL クリックが有効な場合、通常は URL のスキームに OS で関連付けられたプログラムが起動します。
起動するブラウザと引数を指定するには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの ClickableUrlBrowser 行と ClickableUrlBrowserArg 行を以下のように変更してください。

ClickableUrlBrowser=firefox
ClickableUrlBrowserArg=-new-tab

ClickableUrlBrowser=opera
ClickableUrlBrowserArg=-newpage

ClickableUrlBrowser=iexplore
ClickableUrlBrowserArg=

ClickableUrlBrowser=chrome
ClickableUrlBrowserArg=
省略時:
ClickableUrlBrowser=
ClickableUrlBrowserArg=

改行している URL を継続したものとして扱う

端末の右端から次の行に URL が続いている場合、通常は継続した URL として扱われる。しかし、特定の環境では端末の右端で改行を送信するので、URL が次の行に継続したものとして扱われない。
改行で分割された URL を継続したものとして扱うには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの JoinSplitURL を以下のように変更してください。

JoinSplitURL=on

emacs 等では、ある行が次の行に継続された場合に行末に継続を表す記号を表示する。この記号が URL の一部とみなされると不都合な場合があるので、Tera Term は行末の記号を無視することができる。
行末の記号を無視しないようにするには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの JoinSplitURLIgnoreEOLChar を以下のように変更してください。

JoinSplitURLIgnoreEOLChar=

また、emacs では継続した行の行末に表示する記号を変更することができる。
無視する行末の記号を変更するには、設定ファイルの [Tera Term] セクションの JoinSplitURLIgnoreEOLChar を以下のように変更してください。

JoinSplitURLIgnoreEOLChar=|
省略時:
JoinSplitURL=off
JoinSplitURLIgnoreEOLChar=\

ログファイルを排他ロックする

Tera Term はログファイルを書き込むために開くとき排他ロックをかけます。これは複数のプロセスから同じログファイルに書き込みをしないためで、同時に同じファイルを開こうとすると失敗します。
何らかの理由で同じログファイルに同時に書き込みたい場合や、書き込み中のログファイルを別のエディタで開く妨げになる場合のために、排他ロックをせずにログファイルを開くことができます。

LogLockExclusive=off
省略時:
LogLockExclusive=on

ログファイルを遅延書き込みする

ログファイルの書き込みを別スレッドで行うことで、ネットワークドライブ上にログファイルを採取しても、 Tera Termの動作が遅くならないようにします。

DeferredLogWriteMode=off
省略時:
DeferredLogWriteMode=on

ログの行頭に追加するタイムスタンプのフォーマットを指定する

Tera Term はログファイルの書き込み時に行頭にタイムスタンプを書き込むことができますが、タイムスタンプのフォーマットを指定することができます。

書式
%a      曜日の省略形。
%b      月の省略形。
%d      10 進数で表す月の日付 (01 〜 31)。
%e      10 進数で表す月の日付 ( 1 〜 31)。
%H      24 時間表記の時間 (00 〜 23)。
%N      10 進数で表すミリ秒 (000 〜 999)。
%m      10 進数で表す月 (01 〜 12)。
%M      10 進数で表す分 (00 〜 59)。
%S      10 進数で表す秒 (00 〜 59)。
%w      10 進数で表す曜日 (0 〜 6、日曜日が 0)。
%Y      10 進数で表す 4 桁の西暦。
%%      パーセント記号。
例:
; Sun Jun  4 21:12:40.123 2017
LogTimestampFormat=%a %b %e %H:%M:%S.%N %Y
省略時:
; 2017-06-04 21:12:40.123
LogTimestampFormat=%Y-%m-%d %H:%M:%S.%N

ログの行頭に追加するタイムスタンプの時刻にUTCを使用する

Tera Term はログファイルの書き込み時に行頭にタイムスタンプを書き込むことができますが、通常はローカル日時を使用します。
夏時間に対応したローカル日時を使用していると、夏時間の切り替えタイミングに時刻が進む(または戻る)ために意図しない時刻が記録されることがあります。
UTC の日時には夏時間がないため、この問題を回避することができます。
ローカル日時のかわりに UTC の日時を使用する場合は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの LogTimestampUTC 行を以下のように変更してください。

LogTimestampUTC=on
省略時:
LogTimestampUTC=off

高DPI対応(High DPI Aware)

高DPIに対応しています。 Per monitor DPI Aware アプリケーションとして動作します。

従来と同様 DPI Unaware アプリケーションとして使用したい場合は teraterm.iniの[Tera Term]セクションにDPIAware=offを追加します。

高DPI時フォントはTrue Type Fontを選択しておくとスケーリング結果がスムーズになります。

高DPI対応にはいくつかの種類があります。詳しくはHigh DPI Desktop Application Development on WindowsのDPI AwarenessModeを参照ください。

Tera Term は Windows 10 Version 1703から使用可能な Per-monitor DPI awareness V2 の機能を利用します。
Per-monitor DPI awareness V2について詳しくは、 High-DPI Scaling Improvements for Desktop Applications in the Windows 10 Creators Update (1703)を参照ください。

設定ファイルの自動バックアップ

既存の設定ファイルに上書きする場合、バックアップファイルが自動的に作られます。 自動バックアップが不要であれば、設定ファイルの [Tera Term] セクションの IniAutoBackup 行を以下のように変更してください。

IniAutoBackup=off
Default:
IniAutoBackup=on

ブラケットペーストのサポート

ブラケットペーストが不要であれば、設定ファイルの [Tera Term] セクションの BracketedSupport 行を以下のように変更してください。

BracketedSupport=off
Default:
BracketedSupport=on

ブラケットペーストを制御文字を含む場合に限定する

ブラケットペーストはペーストした内容を確定する前に確認できるので便利です。 しかし、改行などの制御文字が含まれていない場合にも貼り付けと確定の二段階の操作が必要になります。 制御文字が含まれているときだけブラケットペーストを有効にしたい場合には、設定ファイルの [Tera Term] セクションの BracketedControlOnly 行を以下のように変更してください。

BracketedControlOnly=on
Default:
BracketedControlOnly=off