用語集

B-Plus
アメリカの BBS、CompuServe のために開発されたファイル転送プロトコル。日本では NIFTY-Serve で使用されていました。
Kermit
アメリカのコロンビア大学で開発されたファイル転送プロトコル。Kermit プロトコルに対応したソフトが、多くの PC, OS 用に開発されています。
Tera Term の Kermit は今のところ基本的機能しか持っていないので、本家の Kermit に比べると転送速度があまり速くありません。
Quick-VAN
日本の BBS、PC-VAN のために開発されたファイル転送プロトコル。XMODEM プロトコルをベースにしてるようですが、 転送速度をあげるための工夫等がなされています。
Susie
Susie は画像ビューワーです (web)。

Susie はプラグイン(Susie Plug-in)を使用することで様々な画像を表示することができます。

Tera Term は画像の読み込みに Susie Plug-in を利用することができます。 例えば、jpeg に対応した Susie Plug-in を使用すれば、 jpeg に対応していない Windowsでも jpeg 画像を利用できます。

Tera Term は Susie Plug-in を試みたのち、 GDI+, OleLoadPicture(), LoadImage() 等の Windows の機能を利用して画像の読み込みを試みます。 Windows 7 以降では Windowsの機能で jpg, gif の読み込みが可能のようです。

TEK4010
Tektronix 社の端末の名前です。図やグラプなどを表示することができ、かつては科学技術系の分野で広く用いられていたようです。
現在は、X Window 環境などに取って替わられつつありますが、TEK エミュレーターを使用している人はまだまだいます(作者も含めて)。
大部分のユーザーは Tera Term の TEK エミュレーション機能を使うことはないでしょう。
TEK window
TEK 端末のエミュレーションをするウィンドウで、タイトル文字列の一番右に「TEK」と表示されています。Tera Term を起動したときは表示されません。 [Control] Open TEK コマンドで、TEK window を開くことができます。
VT100
DEC 社の端末の名前です。かつて、Unix や VAX/VMS 等のコンピューターの端末として広く用いられていました。現在は、 VT100 そのものはほとんど 使用されていませんが、その仕様が事実上の標準となっているため、PC や ワークステーションで動く VT100 エミュレーターが多く作られています。
VT220 や VT382 などは、VT100の上位互換端末の名前です。
VT window
Tera Term のメインウィンドウのことです。起動したときに現れるウィンドウで、タイトル文字列の一番右に「VT」と表示されています。
VT 端末のエミュレーションをします。
XMODEM
1977 年に Ward Christensen によって開発されたファイル転送プロトコル。その後 XMODEM/CRC, XMODEM-1k などの拡張プロトコルが開発されました。
転送速度が遅い、8-bit コードすべてを通す通信回線でなければ使用できないなどの制限があります。
YMODEM
XMODEM を拡張したファイル転送プロトコル。長い間 Tera Term では対応していませんでしたが、Ver 4.66 から対応しました。
ZMODEM
XMODEM, YMODEM を(それらの原形をとどめないほどに)改良したファイル転送プロトコル。エラー訂正機能が強化され、制御文字の一部を通さない回線にも対応し、転送速度をあげるための工夫がなされています。

制御シーケンス

制御シーケンスに関する用語
Bracketed Paste Mode
xterm 拡張で、有効時、クリップボードから貼り付け時に文字列の前後にTera Term が特別なシーケンスを付加します。
具体的には、DECSET の 2004(<CSI>?2004h) で有効になり、貼り付け時に文字列の前に <ESC>200~, 後ろに <ESC>201~ が付くようになります。
sh のようなシェル等が普通にタイプされた文字とペーストされた文字を区別することができるようになります。
例えば、貼り付けた文字を未確定として扱いハイライトで表示し、Enterキー等で確定することができます。一方でハイライトを消すためにハイライトオフで再度文字を上書き出力するとログには二重に記録されることになります。
関連ページ

文字コード

文字コードに関連する用語
CJK, CJKV, 東アジア(East Asian)の文字コード

漢字を含む文字体系を持つ言語。 CJK(CJKV) = Chinese(中国語), Japanese(日本語), Korean(韓国語), (Vietnamese(ベトナム語))。

CJK(CJKV)環境では、使用する全ての文字を1バイトでは表現できないため、 1文字を2バイトで表現するダブルバイト文字が使用されます。
Unicodeが普及する前、各々の環境に合わせた文字コードが策定されました。

主なDBCS

| Language                      | Code(CodePage)     |
|-------------------------------|--------------------|
| Chinese (Simplified Chinese)  | GB2312(CP936)      |
| Chinese (Traditional Chinese) | Big5(CP950)        |
| Japanese                      | `Shift_JIS(CP932)` |
|                               | EUC(EUC-JP,CP51932)|
| Korean                        | KS5601(CP949)      |

Tera Termはベトナム語漢字(チュノム)独自の文字コードをサポートしていません。
Unicodeを使用した表示には対応してします。

TODO ベトナム語漢字はVisual Studioがサポートしていない? CodePageなどを調べても文字コードがわからない

SBCS
Single-byte character set, 1バイト文字セット。
最大で256種の文字を表現できる。
DBCS
Double-byte character set, 2 バイト文字セット。
SBCSを拡張して漢字なども含めた文字を表現できる。
1バイトの文字と2バイトの文字が混在。
Shift_jisはDBCSの1例。
MBCS
Multi-byte Character Set。
3バイト以上の文字が使用される。
JIS, UTF-8等。
UTF-8, UTF-8m
UnicodeをMBCSに符号化した文字コード。1byteから4byteに符号化されます。

U+307B + U+309A (ほ + (まる) = ぽ)など、 複数のUnicode文字を組み合わせて、表示1文字を表現することができます。 Tera Term 4 では macOSのファイルシステムHFS+で使用されていた 表現方法を文字コード"UTF-8m"としていました。

Tera Term 5 では "UTF-8m" は "UTF-8" に統合されました。

wide character, ワイド文字
最小文字単位を2バイト以上とする文字表現。
C言語ではwchar_t型。Windows用C/C++言語(Visual Studio)ではwchar_t型は2byte。
WindowsのAPIでは2byteのワイド文字、文字コードはUTF-16LEが使用される。

Windows

Windowsに関連する用語
通知センター
タスクバーのスタートメニューの反対側の時計付近の領域です。
動作しているプログラムのアイコンが表示されています。
次の別名があります
アプリ通知
アプリケーションからの通知を表示します。
次の別名があります

Notify/Tray test (click to enlarge)