CygTerm+ 設定ファイル

cygterm.cfg は設定ファイルです。 使用する端末エミュレータのコマンドラインや起動するシェルのコマンドライン等を設定します。
cygterm.cfg は cygterm.exe と同じディレクトリにないといけません。

cygterm.cfg の例

TERM = C:\program files\ttermpro\ttermpro.exe %s %d /KR=UTF8 /KT=UTF8
TERM_TYPE = vt100
PORT_START = 20000
PORT_RANGE = 40
SHELL = /bin/bash
ENV_1 = HOME=/home
  :         :
TERM
ターミナル・エミュレータの起動コマンドラインです。 コマンド名は Windows環境でパスが通ってなければフルパスで書きます。 ホスト指定のところは %s とし、ポート指定のところは %d とします。
TERM_TYPE
ターミナル・エミュレータがターミナルタイプを与えてくれなかった 場合に採用するターミナルタイプです。 (デフォルト: vt100)
シェル上、環境変数 TERM にセットされます。
PORT_START
使い始める (使ってよい最小の) ポート番号です。 (デフォルト: 20000)
PORT_RANGE
使ってよいポート番号の個数です。 (デフォルト: 40)
PORT_START 〜 PORT_START+PORT_RANGE の範囲で空きポートを探します。 この数だけ同時実行できることになります。
SHELL
Cygwin側シェル (通常 /bin/bash) の起動コマンドラインです。 (デフォルト: /etc/passwdの情報を使用) コマンド名のフルパスか、"AUTO"を指定します。
ENV_X
シェル起動時に設定しておきたい環境変数です。「変数名=値」の形式 (putenv形式) で記述します。 ENV_ で始めればいくつでも記述できます。
LOGIN_SHELL
シェルをログインシェルとして起動するかどうかを指定します。 デフォルトは無効です。
一般的なシェルではログインシェルとして起動されると、.profileや .loginなどのログイン時のみ読み込むスタートアップファイルを実行 します。 これらのファイルでは、通常、以下のような事が行われます。 一部のシェル(tclshなど)やシェル以外のプログラムを起動する場合は 効果がありません。
HOME_CHDIR
patch level 01 に含まれる"ホームディレクトリへの移動"を機能させるか どうかを指定します。デフォルトは無効です。
SOCKET_TIMEOUT
Tera Termからのtelnet接続を待ち受けるソケットのタイムアウトを指定します。 (デフォルト: 5秒)