引数の形式

TTLコマンドの引数の形式は3種類ある。
どの形式が使用できるかはTTLコマンドにより異なるため、引数の形式は「TTL コマンドリファレンス」で確認すること。

1) 位置引数

引数の位置で値を指定する形式。
TTL コマンドリファレンス」にキーワード引数と明示されていない引数は、位置引数である。

例:
  ttlcommand 10 20
  第1引数 : 幅
  第2引数 : 高さ

2) キーワード引数

キーワードで値を指定する形式。
key=value形式で任意の順番で引数を渡すことができる。

例:
  ttlcommand 'width=10' 'height=20'
  幅のキーワード   : width
  高さのキーワード : height

3) 位置引数 + キーワード引数

TTLコマンドの引数の最初のいくつかが位置引数、残りがキーワード引数の形式。
位置引数の部分は順番固定、位置引数より後ろのキーワード引数部分は順不同。

例:
  ttlcommand 'Terminal' 'green' 'width=10' 'height=20'
  第1引数          : font
  第2引数          : color
  幅のキーワード   : width
  高さのキーワード : height

経緯

Tera Term バージョン5.3で行われたlistboxコマンドの機能拡張で、多くの引数を渡し、かつ引数を最小の書き方で実現するためキーワード引数が導入された。